これからを歩き出すエンジニアの皆さんへ
春ですね!
私は2021年4月でエンジニアとして歩み始めてから丸19年。今年で20年目を迎えます。
先輩の背中を追いかけてきたはずですが、気づいたら背中を見せる側になってきました。 ありがたいことに、私のことを慕ってくれる後輩さんも出てきてくれました。
今は4月、新たなスタートを切る人たちもたくさんいらっしゃるでしょう。
今日は、そんな皆さんへ向けた、人生のちょっと先を行く先輩からの
ほんのちょっとのアドバイスです。
まずはひと言。
「仕事は人とするものです。」
パッと聞くと、「当たり前じゃん」って思う人もいると思います。
でも、私が19年、エンジニアという仕事をしてきて思った、ひとつの結論がこれでした。
仕事をするということは、その仕事を任せてくれた人がいます。
そして、自分の仕事の結果を必要としている人がいます。
ITのエンジニアをしていると、目の前はモニターで、Slackなどのメッセージアプリからのテキスト越しの会話が流れ、
人によっては画面いっぱいのコードを見つめる人もいるでしょう。
どうしても、人と直接会話をする機会が減る分、コミュニケーションが軽く薄いものに感じてしまいがちです。
でも、先にお伝えしたとおり、仕事というのは、自分が成果を出すことを信じて任せてくれる人がいて、
自分の成果を必要とする人がいます。
自分のする仕事というのは、その人達のためにあるものだと、私は思うのです。
エンジニアにとっての一番の褒め言葉
今まで仕事をしてきて、一番嬉しかった褒め言葉があります。それは、
「また一緒に仕事がしたい」
でした。
自分の技術や知識ではなく、一緒に仕事をしていた時の姿勢だったり、普段の行動だったり、
人としての立ち居振る舞いを見てくれていたのだな、と思いました。
何より、自分を必要としてくれているのが嬉しかったんです。
これからを担っていく皆さんも、こういう褒め言葉をいただけるエンジニアになりませんか?
成果に焦る必要は無いです
先輩方も同じ道を通っています。
同期や後輩の方が先に良い成果を出したりして、自分もいっぱい仕事して成果を出さなきゃ!と
焦る気持ちが出てくるかもしれません。
でも、焦ることなんて無いんです。先輩方も、皆さんと一緒に仕事をすることが楽しみでしょうがないはずです。
成果よりも、人間性を見てくれている先輩はたくさんいらっしゃいます。
人によっては不器用でそれを上手く伝えられないだけ。
根本的には、一緒に楽しく仕事をしたいだけなのですから。
最後にもう一度
最後にもう一度、お伝えします。
「仕事は人とするものです。」
これからのエンジニア人生、「一緒に仕事をしたい」と思える人と沢山仕事をしてください。
たくさんの人たちと言葉を交わしてください。
それが、仕事というものの醍醐味のひとつです。
どうぞ焦らず、一歩ずつ、しっかりと。でも、楽しく。
一人でも多くのエンジニアの皆さんが、笑顔で輝かしい未来に出会えますように。